今回ご紹介させていただくのは、
少し前にお納めしたY様とH様のエンゲージリングです。
デザインのお打ち合わせの際には、
おふたりが受け継がれた4本のリングをお持ちくださいました。
各リングには様々なサイズの石が留まっており、
これらをできるだけ活かせるように・・・と、
お好みを伺いながらデザインを決定。
石を外したあとの金属部分(プラチナ)も
使用させていただくことになり、
地金の溶解をお客様に体験していただきました。
バーナーを使って地金を溶かし、一つの塊に。
(今回使用しなかった地金は、返却させていただきました。)
丸い塊になったプラチナは、
ずっしり重く感じられたと思います。
このプラチナを使ってエンゲージリングをお作りし、
石を留める前に、
今度はリング内側への打刻をしていただきました。
Y様からH様へ贈られるエンゲージリングということで、
地金の溶解も、打刻も、Y様ががんばってくださいました。
その傍らで温かく見守っておられたH様の様子も印象的でした。
そして、ついに完成したリングとご対面。
喜んでいただけたようで、よかったです!
とても良くお似合いでした。
お作りしたエンゲージリングがこちら。
宝石はお持ちくださった各リングからチョイスさせていただき、
センターストーンと両サイドにあしらいました。
緩やかなカーブに合わせて配置したダイヤが、
光の流れを作ります。
とても存在感のあるエンゲージリングに仕上がりました。
Y様、H様、このたびは誠にありがとうございました!