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ダイヤモンドとケシパールのピアス

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、当店の周りでも、しばらく営業を見合わせるお店、営業形態を少し変えながらオープンされているお店など、様々な影響が出ています。

どの店主様も、様々な模索をされていることと思います。

 

当店は店舗兼工房ということで、日頃よりお客様とのお打ち合わせ以外にも、制作も併せて行っています。

すでにオーダーいただいているお品の制作や、お預かりしているジュエリーのお修理などを行うために、現在も店舗に来る必要があるため、今のところは通常通り営業をしております。

現状を鑑みると「ぜひご来店を」とはとても申し上げられないのですが、メール等でのお問い合わせやお打ち合わせにも対応させていただいておりますので、ぜひお気軽にご連絡をいただければと思います。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのはO様よりご依頼いただきましたリフォームです。

お母様から受け継がれたジュエリーを複数お持ちくださいました。

その中から今回使用させていただいたのは、こちらの2点。

リフォーム前の指輪
リフォーム前のペンダントトップ

オーダーをご希望されていたアイテムは、ピアスでした。

リングのセンターストーンとペアになるサイズの石は他になかったのですが、それならアシンメトリー(左右非対称)なデザインはいかがでしょう?というお話しになりました。

 

最終的に、

・リングのセンターストーン(大)

・ペンダントトップの周りの4石(小)、センターの1石(中)

を使用してお作りしたピアスがこちらです。

リフォーム後のピアス、ダイヤモンドとケシパール使用

お預かりしたダイヤモンドに合わせたのは、直径1ミリ程の「あこやケシパール」。

「ケシパール」というのは、従来は芥子(ケシ)粒のような小さな真珠を意味していたそうですが、現在は無核真珠を指します。

通常、養殖真珠は貝の中に核を入れて作られるのですが、貝に砂などの異物が入り込み偶然できたものが「ケシパール」。

意図して作られるものでない上に、きれいな球体で、サイズを揃えて・・となると、なかなか希少なものとなります。

 

K18イエローゴールドのベースに、ダイヤモンドとパールがよく映えますね。

ミルグレインをあしらい、アンティークテイストのピアスに仕上がりました。

 

O様、この度は誠にありがとうございました!

 

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