シルバー製のケース

3年ぶりの山鉾巡行を明日に控え、今日は祇園祭の宵山ですね。

このあたりでも昨晩は浴衣姿の方をちらほらお見かけしました。

今日は土曜日ということもあって、沢山の方が見に行かれるのではないでしょうか。

さて本日は、H様からご依頼をいただきお作りしたお品をご紹介します。

当店では普段は主にジュエリーの制作やお修理、リフォームなどを行っているのですが、そういった技術を使ってできる事であれば、ジュエリー以外のお品を扱うこともあります。

過去には銀器のお修理や、リップクリーム用のシルバー製キャップの制作なども行いました。

今回H様から制作のご依頼いただいたのは、シルバー製の開閉式ケースです。

完成したお品がこちら。

高さ30ミリ程のサイズ感。

蓋の部分には、イニシャルや菜の花とともに、化粧道具や食べ物を細かく表現しました。

いぶし加工と艶消し仕上げで、陰影が際立ちます。

蓋を開けるとこのような感じです。

お持ち込みいただいたダイヤモンドも使用しました。

蓋の開閉具合や、カチッと閉まる構造、蓋と本体のサイズ感など、試行錯誤しながらの制作となり、とても貴重な経験をさせていただきました。

H様も喜んでくださり、本当によかったと思います。

H様のご家族にとって大事なお品の制作をお任せいただきました上、デザイン提案から完成まで長いお時間を頂戴できましたこと、心より感謝申し上げます。

このたびは、本当にありがとうございました。